定期的なメンテナンスが安定した運行につながる
毎日走る電車は線路の上を走りパンタグラフが電車線と接触しながら走ります。そこには様々な要素が連動しながら動いています。
電車線の消耗具合いや電柱の強度、踏切や信号に電力を供給するための電線に修繕はないかなと、メンテナンス事項は多岐に渡ります。
一つ一つ時間をかけながら確認、メンテナンスしていきます。
検修工事(保全の種類)
【電車線・電線の点検】
【電線支持装置の検査】
【線路周辺における整備】
電車線・電線の点検
電車線は電車のパンタグラフが接触します。また台風や大雨、倒木といった自然による被害や動物による被害など、様々な状況により消耗する可能性があります。しかし、電車は毎日走ります。定期的にメンテナンスや点検を行うことで電車線が正常に電気を送る事ができるよう維持していく事がとても大切になります。
電車線や電線の点検
点検や工事は電車が止まった夜中に行います。線路上を走ることができる軌陸車でレールに載線し、電線(トロリ線)を至近距離で検査します。トロリ線の摩耗状態に異常がないかなど点検を行なっていきます。
また、点検は電車線だけでなく、踏切や信号機に電気を送る電線・碍子などの点検や保守作業を行います。



電線支持の検査
電線支持装置とは、電車線を支える電柱やそれに付随する部品などの事をいいます。支持装置を検査する事は電線を適切な状態に保ち電気が正常に流れるために大切な検査です。
屋外からトンネルまで、沿線沿いにある指示装置の点検を行います
電車線や電線を支えているのが電線支持装置。支持装置のメンテナンスが電車を安定して運行をしていくためとても大切なお仕事となります。定期的に沿線にある指示装置を点検・清掃・改修工事などを行なっています。



線路周辺における整備
線路周りには多くの障害物があります。特に日豊線は山の中を走るため、草木が線路に入ってくる事も。それを確認し伐採する事もあります。電車と周囲との距離はとても近いので、草木が大きくなると電線に接触する事もあります。なるべく危険なく走行できるよう線路周辺の点検と保守作業をするのも私たちの仕事です。
駅周辺や線路沿いの草木を整備する
線路は山中も走るため、メンテナンスをしないとすぐに草木が線路内に入ってきます。駅周辺や線路沿の周辺の草木を伐採したり整備したりする事で線路周辺の安全が保たれます。
